先生、偏差値がどのようなものか全くわからず、子供から成績表を見せてもらいました。。。そうしたら偏差値30だそうです。
あらら〜それはまじでピンチな状態ですね。
偏差値と言う言葉を聞いた事はありますが、実際どのようのものなのかわかりませんでした。。。
学校の面談の時、「偏差値30ではやはり厳しいですね。」と学校の先生からはっきり言われて「やばい」と初めて実感しました。。
でも、さぁお母さん。別に何とかなるんじゃないの。
君がそのような状況だとかなりやばいですね。
勉強に対し全くやる気がありません。この前本屋に行って子供に参考書を買おうと思うけど。。。
偏差値30というレベルは相当厳しい状況です。英語のアルファベットが怪しいレベル。または基本的な単語を知らない状況です。
そこで今回は、
・偏差値30とはどういう状況?
・勉強以前にやらなければいけないことがある?
ここら辺のお話しをしたいと思います。
偏差値30の生徒は参考書を使って勉強できない可能性が?
偏差値30。。。この数字はかなりピンチです。
それを頭に入れた状態で次にお進みください。
結論から話をすると、偏差値30の声とは参考書を使っても無駄になる可能性がとても高いです。
でも、本屋さんには「基本、入門レベルの問題集、参考書が売っていますけど・・・・。」それでもだめですか?
おそらく厳しいと思います。そもそも参考書を買って渡して勉強しているのならば、偏差値30にはなっていません。
実は偏差値30をとってしまう生徒に本当に必要な事は勉強ではなく生活習慣の見直しにあります。。
えっ?勉強より大切?生活の見直しが大切ってことですか?
そうです。生活を変えることが成績を上げることにつながります。ただその前に、もう少し詳しく偏差値30がどのような状況なのかを見てみましょう。
偏差値30はどういう状況なのか?
偏差値30と言う状況は簡単に説明すると以下のような状況です。
- 学校の先生が言っている授業を全く理解できない
- 自分で勉強しようと思っていても解ける問題がほとんどない
- 遊びと勉強の優先順位がつけられない
- 英単語、漢字を知らない
- アルファベットをかけない
- じっと椅子に座っていられない
- 集中力がない
- 継続できない
おそらくこの状況を見るとなんとなく結構「やばい」状態だとなんとなく理解できると思います。
うちの子供は全て当てはまっています。でも頑張れば子供の成績は上がるはずだわ。きっと。。。
勉強なんてしなくても大丈夫さ〜。なんかめんどくさい。
世間一般では「少し勉強すれば成績が上がる」と思われています。確かに偏差値が40以上の一般的な学力を持っていて勉強をしていない状況ならば成績は上がります。
しかしながら偏差値30の生徒は基本的なことは何もできません。
もう少し話をわかりやすくするために、野球を例にとってみます。
例えば、野球のルールを知らない。さらに、キャッチボールが全くできない。でもちょっと練習すれば、すぐに上手くなるから大丈夫。と思うでしょうか、、、おそらく、やらなければいけないことがあまりのも多いのですぐに上手くはならないと思います。
これを勉強に置き換えると「全然勉強したことはないけど、少し勉強すればすぐに成績が上がる」という考え方と同じです。さすがに厳しいと思います。
やらなければいけないことが無数にあります。。。
あら〜偏差値30って、とてもまずい状況なのですね。。。ため息が止まりません。。。
どうして偏差値30になったのでしょうか?
でも、まだ偏差値30について深掘りしてみます。
ひえ〜〜〜やめてください。。。そろそろ心の限界が。。。
今は気持ち的につらいですが、だめです。もう少し続けま〜す。
上記で述べたように、偏差値30をとってしまうにはさまざまな理由が考えられます。
その中でも特に多いのが以下の内容です。
自己管理ができないこと
この自己管理は大人でも大変です。実は成績を上げる方法は「自己管理」「継続」「忍耐」で成績は上がります。
特に成績は低い生徒はこの全てが当てはまりません。「自己管理」できず、「継続」できない。さらに「忍耐力」も低い。
これでは成績は上がりません。
保護者の管理が甘い
保護者の中には
子供のやりたいように任せています。だから勉強は子供に任せています。
特にやりたいことがないな〜ゲームしよう〜。
といって勉強に関することを全て放置してしまう保護者がいます。
これは子供を信じてやりたいことを自分で見つけ、それを応援するスタンスをとっているので、良さそうに見えます。
しかしながら、子供はある程度の強制力がなければ勉強しません。というか人間は大人でも同じことが言えます。そのためある程度の強制力がないため、生徒の成績はとても下がる傾向があります。
偏差値30の生徒のテスト前の行動は?
ここで質問をします。仮に明日テストがあったとします。あなたはどのよう行動に出るでしょうか?
おそらく、私だったら、明日のテストに向けて、勉強すると思います。
おそらく大半の人はテストに向けて勉強すると思います。しかしながら、偏差値30の生徒は遊びに行きます。ゲームもします。ずっとスマホをいじっています。当然勉強はしません。
・・・やばい。うちの子供がすべて当てはまっている。「遊びから帰ってきてから勉強する。」といっていたのでそれを信じていました。私も仕事が忙しくて。。。
そしてテスト結果は最悪。でも、別に「いっか〜」という勉強に対する認識。まさに負のスパイラル。
さすがにこれでは成績は上がりません。でも、これが現実なんです。俺は関係ない。と思わないでください。
残念ながら、この負のスパイラルは簡単に抜け出せません。
集中することができない
当然集中力も続きません。おそらく30分以上集中して机に座ることが厳しいと思います。今まで勉強してきた経験がないから、どのように勉強していいかが分かりません。そのためいざ集中しようと思っていても、どのように集中すればいいかわかりません。
自分で計画を立てることができない
こちらも先程の集中のところで書いたことと同じ内容になってしまいますが、実際自分で計画を作ったことがありません。そのためどのような勉強計画を立てればうまくいくのか考えることができません。
どのような勉強をすればいいの?
じゃ〜どのような勉強をすればいいんですか?
すぐに問題集や参考書を進めたい気持ちはわかります。ただ今やらなければいけないことは勉強を習慣化すること。
問題を解いたりする前に「勉強習慣」を身につけることが第1目標です。毎日10分でも大丈夫です。机に座り、継続して勉強することがとても大切です。
この時にやる問題は「圧倒的に簡単なもの」「自分で解くことができるレベルの問題集から始めること」がとてもおすすめです。
何度も言いますが、この勉強を始めた時期で大切なことは「習慣」と「継続」です。
難しい問題を解いて挫折してしまっては意味がありません。
そのため基本的で簡単な問題から進めるべきだと思います。
もしあなたが中学3年生であれば小学校の問題から始めてもいいと思います。小学校の問題であればできる問題はあると思います。できると言う事を積み重ねることにより自信につながります。
もちろん今高校3年生でも同じことが言えます。
「できる」と言う小さな成功体験を積み重ねることが継続の秘訣になります。
しかしながら、はじめのうちは机に座っているだけでもとても大変です。でもここまで読んでくれているあなたは「変わろうとしています」あなたならできます。
10分の継続ができるようになってきたら少しずつ時間を増やすことがおすすめです。
動画授業などでは厳しい?
世の中で授業動画とかあるじゃないですか?あれとかどうですか?なんかうちの子供に良さそうですけど?
授業動画のクオリティーは年々とても高まっています。さらにその質もかなり向上されてきています。
ただ今あなたは偏差値30です。この状況では、おそらく今世の中で、賑わっている動画授業などを取り入れても理解できないと思います。
おそらく何を動画内で言ってるのか全く理解できず、お金が無駄になってしまう可能性があります。
そもそもその動画授業を理解できるレベルであればある程度、学校の授業を理解できています。
学校の授業がある程度理解できていると言うことであれば偏差値30と言う状況にはなっていません。
つまり偏差値30と言う状況では動画授業はあまり適切とは言えません。
受験勉強を始める前に生活の改善?
最後に、これは実は偏差値30の生徒だけではなくすべての生徒に共通することです。成績を上げたい。合格したい。と考えているならば生活習慣を改善すこと。
生活改善を行うことで自分の勉強に対するリズムが生まれ、継続して勉強を行うことができるようになります。
おそらく基本的な勉強を行っている状況であればここまでの成績が低くなる事はありません。しかしながら成績が上がらない。全く伸びない。そのような生徒にはある共通点があります。
勉強、遊び、部活の優先順位をつけることができないということです。
テストが直前にあるにもかかわらず遊びに行ってみたり、明日テストがあると言う状況にもかかわらずゲームをしてみたり。。。
あとは問題でわからないことがあれば仮に勉強してしたとしても、答えを赤ペンで答えを書き移して提出するだけと言う状況です。
いわゆる何のために勉強しているのかが全くわからないと言う状況を指します。
ここらへんが曖昧になっていては成績は上がりません。勉強するときは徹底的にやる。中途半端にしない。
遊ぶ時も遊ぶ徹底的に遊ぶ。といったメリハリがとても大切です。