大学受験、高校受験の不合格体験記から受験を学ぶ
世の中には合格体験記がありふれていますね。。。
学校は合格した生徒は英雄扱い・・・。
全校集会で後輩のために合格体験記の発表することもありますね。
まさに生きるレジェンドになれる瞬間。。。
「・・・をやって合格できました」
「・・・のおかげで合格できました」
「合格」・・・とてもいい響きです。。。
・・・でもですよ。世の中そんなにうまく行きませんよね。。。
合格者がいればその反対の不合格者もいますよね。
「・・・のせいで不合格になりました」
「・・・のため不合格になりました」
という声も多数あります。。。その声にならない、、、みんなにかき消されてしまった不合格者の声を本日はご紹介したいと思います。
この不合格体験から「受験の厳しさ」「受験の難しさ」を学び、皆さんの合格の糧にしてほしいと思います。
不合格体験「勉強方法を変えたくない」Aさん(高3)
それでは早速1人目のご紹介。。。
高校2年生まで成績は順調でした。高校3年生になると、部活動がさらに忙しくなり、部活を引退するまで、思うように勉強時間を確保することができませんでした。家に帰ってきたら、勉強せずお風呂に入り寝る毎日。
部活で身体が「くたくた」の状態ですね。めちゃわかる〜疲れていると何もする気になれないよね〜。
全く勉強して来なかった彼には自信がありました。
ま~あの勉強方法があれば成績は上がるから大丈夫でしょ
自分の勉強方法に絶対の自信を持っていた彼。そして部活引退。気づけば偏差値は50を切る状態になっていました。
そろそろ成績やばいな。。勉強しないとな。。。
でも、、、高校2年生の時みたいに成績を上げた勉強方法で頑張れば、すぐに成績は上がるでしょう。
そんな軽い気持ちで自分自身の勉強方法に絶対の自信を持っていました。
そして、部活を引退。。。、、、その後勉強に励みました。あの高校2年生の時に成績を上げた勉強方法で頑張りました。。。
・・・ところが思うように成績があがりません。
夏休みが過ぎ、秋を迎えそれでも一向に成績は上がりません。。。
それでも、Aさんは自分の勉強方法を変えようとしません。自分の勉強方法に絶対の自信を持っていました。。。
気づけば、国公立を志していたAさんは私立の大学に進路変更。
結局、私立の第一志望にも合格できず、、、、滑り止めにしていた大学に何とか合格。。。
国公立も受験しましたが当然不合格。。。
なんか辛いですね。今までのやり方で成績が上がっていたらそれが正しいと思ってしまいますよね〜
勉強方法に「絶対的なもの」は存在しない
勉強方法は成績があがらなければ、勉強の仕方を変えてみたり、「どうすれば成績が上がるのか」考えなければいけません。
特に成績があがらない時は
「自分の何に問題があるのか」考えなければいけません。
「昔、このやり方で成績があがった。。。」
もし、そのやり方で成績があがり続けることができればそれは継続するべきです。
しかしながら、「成績があがらない。」のならばそれは必ず見直すべきです。
常に正直に、そして冷静に自分を分析することが大切になります。
進路を全くきめなかったBさんの不合格体験(高3)
「将来やりたいことが見つかりません・・・」これがBさんの口癖でした。
うわ〜よくわかる〜進路を決めるの難しいですよね
僕もやりたいことが全然ないからな〜。
確かに進路を決めることは大変ですよね。。。
では、では。。。お話の続きを。。。
進路は文系、理系、どちらとも決めなかったBさん。
進路が決まらないのでやる気になれないとよく愚痴をこぼしていました。
そんなある日、学校の進路説明会の関係で、希望進路を記入して学校に提出しなければいけませんでした。
学校の先生や親に相談したところ、
「進路が決まっていないのなら理系に進んだ方がいい」とアドバイスされました。何の疑いもなく、そのアドバイス通り理系に進みました。
夏休みになり、みんなオープンキャンパスに行く季節が始まります。
当然、彼もオープンキャンパスに参加しました。進路が全く決まっていなかったので彼のオープンキャンパスは5,6校参加しました。
するとここでとても大切なことに気づきました。
「自分がやりたいことは理系ではない・・・」
彼がやりたかったことは理系に無いことに気づきました。
もしかしてオープンキャンパスに行った時に自分がやりたいことを見つけたって感じですか?
その通りなんだよ。オープンキャンパスに行って初めて自分が何をやりたいかということに気づいたんだ。
彼が行きたいと思った学部は史学部。日本の歴史を勉強したいと強く思うようになりました。
しかし、理系に進んだ彼の学校の授業の選択肢に「日本史」はありません。
さらに追い打ちをかけるように、物理、数学がとても苦手でした。逆に現代文の成績はとても良かった。。。さらに暗記も得意だった。。。
いわゆる、自分の特性は文系にあったことに高3の夏に初めて気づきました。
当然、学校のカリキュラムを急に変えることはできません。
史学部に入りたければ独学で歴史を勉強しなければいけなくなってしまいました。結局、、、独学で勉強しましたが、、、当然、史学部にはいれず、浪人決定。。。
やはり進路は早めに決めておきたい
進路を決めることは大変です。しかしながら、進路選択を悩んで安易に他の人の話を信じてしまうことも問題です。
進路選択は悩みまくってください。そして、自分に言い聞かせてください。「私はこの道に進むんだ」と。
さらに進路選択をする際、自分の特性も考えなければいけません。
物理が得意なのに史学部。。。
社会が得意なのに工学部。。。
やりたいことを第一優先に考えることは大切ですが、自分の特性を考えると進路選択は考えやすくなります。
是非受験で遠回りをしないように進路は悩みまくって下さい。
長期休みで自己管理ができなくなった高校受験C君の不合格体験(中3)
冬休みに入るまでしっかり勉強してきたC君毎日学校帰り3時間きっちり勉強してきました。成績もメキメキ上昇してきました。
そして、冬休みを迎えます。
この長期休みに彼は勉強のリズムを完全にくずしてしまいます。。
毎朝昼くらいにおきます。起きてからはだらだらテレビを見ます。そしてゲーム。。。夜21時を過ぎてから、
「は〜勉強するか・・・」といいながらスマホをいじりだす。
友達が多かった彼はLINEが鳴りやみません。。。そしてスマホに夢中になり気づけば深夜2時を過ぎていました。。。
「・・・ま~明日も休みだから。。明日勉強しよう」
そして、昼過ぎに起きる毎日。。。気づけば大切な冬休みの時間をほぼ勉強せずに過ごしてきた彼は・・・。
冬休み明けの実力テストで判定が「C」になってしまった。もともと判定は「A」判定だったのに。
冬休み前の調子で、冬の間も勉強すれば合格はかなり近くに寄せることができました。
しかし、彼は冬休みを有効に活用できませんでした。
「冬休みはいつもより時間がある。」とだらだら生活してしまった彼は、
そのまま勉強のリズムを取り返せずに・・・第1志望に合格できませんでした。
受験勉強にはリズムというものが存在します
いわゆる学習習慣ですね。
勉強習慣を身に着ければ勉強することは苦痛ではなくなります。
ただ、いったんそのリズムを崩してしまうと、元の状態に戻すにはとても時間がかかってしまいます。
長期休みに入り自由に使える時間がたくさん増えることはいいことです。しかしながら自己管理がでいなくなってしまう可能性もあります。
自分で自分を管理することが大変なら、
いつも学校に行く時間に起きて、そのまま学校に行って勉強することをお勧めします。おそらく、学校は長期休みの時も開いています。
もし学校が開いていなければ近くの図書館や自習スペースに行き、勉強することをお勧めします。