2024年宮城県高校入試の平均点と出題傾向と今後の受験対策

保護者

今年の入試も終わってうちの子供なんとか合格できたわ。でも平均点てどのくらいだったのかしら?

保護者

うわさでは、前の年より難しいって言ってたけど。どうだったの?

先生

毎年宮城県教育委員会のホームページに平均点がのっています。点数をもとに本日は今後の対策や昨年度の入試の総まとめしちゃいますね。

保護者

まとめてもらえると助かるわ。

この記事でわかること
  • 2024年の宮城県高校入試の平均点
  • 出題傾向と対策
  • 受験生にアドバイス
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目次

2024年宮城県高校入試の平均点

先生

やはり昨年度と比較すると全体的に下がってきたね。

先生

まー去年があまりにも高すぎたから当然か~

保護者

今の中学3年生はどうなるのかしら?

先生

結論から言うと、「全く読めません」。。。

先生

今年の受験生は慎重に準備したほうが良いですね。

<宮城県高校入試>国語試験変革の影響:昨年度との比較から見える傾向

昨年度から国語の試験形式に大きな変化がありました。この変化が、受験生の平均点にどのような影響を与えたのか、その背景や試験内容の変更点について見ていきましょう。

試験形式の変化:

昨年度と比較して、国語の試験は大きな変革を経験しました。具体的には、大問数が5つから6つに増え、漢字問題が1間(2点分)減少しました。さらに、第一問の資料を用いた対話形式の問題が独立した大問として追加されました。これにより、受験生は対話形式の問題により多くの時間とエネルギーを費やす必要が生じました。

問題内容の変更:

新たに追加された大問、特に第五問と第六問が注目されます。第五問では和歌と古文に関する対話をもとに考える問題が出題され、これまでの形式とは異なる試験内容となりました。また、第六問ではグラフから読み取ったこととそれに対する考えを作文で述べる形式となり、従来の記述問題に加えて読解力がより必要とされるようになりました。

試験対策の必要性:

国語試験の変化により、受験生に求められる力も変化しています。記述力だけでなく、読解力や対話力も重要となっています。演習を重ね、語彙を豊富にすることも試験での成果につながります。

受験生へのメッセージ:新しい問題形式に慣れるためにも、継続的な学習と対話の力を養うことが重要です。自身の語彙力や読解力を高め、自信を持って試験に臨みましょう。

<宮城県高校入試>数学試験変化の分析:昨年度との比較から見える傾向

数学の試験も昨年度と比較して変化がありました。問題の難易度や構成に関する変更が、受験生の試験結果にどのような影響を与えたのか、詳しく見ていきましょう。

試験構成の変化: 大問・小間の構成に大きな変更はなかったものの、問題の難易度は昨年度と同程度で、超難問はなく、標準程度の難度の問題が多かったです。規則性問題は2年連続で出題されましたが、設定はそれほど複雑ではなく一つ一つ取り組むことで解ける難度でした。

試験問題の解説: 第三問は箱ひげ図と1次関数に分かれて出題され、明確に分けられました。箱ひげ図では中央値に関する記述問題が出題され、多くの受験者にとって未経験の問題となりました。一方、1次関数はスタンダードな構成で、ここ数年の傾向から一転していました。

解答への影響と受験生へのアドバイス: 最後の問題は見通しは立ちやすいものの、制限時間内に解ける生徒は上位を受験する生徒のみでしょう。受験生は、基礎的な問題をいかに得点につなげるかが合否の分かれ目になります。

また数学といえども読解力や表現力が求められる問題も多かったようです。日ごろから取り組み方を工夫することはとても重要です。

受験生へのメッセージ: 数学試験の変化に対応するためには、従来通りの勉強法に加えて、新たな問題形式にも対応できるようにしておく必要があります。試験対策を着実に行い、過去問演習や基礎知識の確認を忘れずに行いましょう。

<宮城県高校入試>社会科試験の構成と予想される平均点について

昨年度同様、社会科の試験も大問6題構成で、総問題数30問という形式が継続されました。試験の内訳や分野別の重み、出題の難易度などについて詳しく見ていきましょう。

試験構成と内訳: 社会科試験では、用語記述問題が15点、選択問題が20問(60点)、論述問題が5問(25点)という内訳となっています。また、学年別の内訳では、各学年3割ずつとなっており、分野別では地理が8間(28点)、歴史が12間(38点)、公民が10間(34点)という出題傾向が示されています。

試験難易度の変化: 昨年と比較して出題のレベルや難易度は昨年度とよりやや難しくなっています。やや難しい問題があったものの、記号問題や論述問題も比較的オーソドックスな設問が多く、学習量が点数を左右しました。

受験生へのアドバイス: 社会科試験では、しっかりと基礎知識を身につけ、分野別の重みを理解した上で対策を行うことが重要です。論述問題への対応力や記号問題の解法を練習することで、高い点数を目指しましょう。

<宮城県高校入試>英語試験の変化と対策:昨年度との比較から

英語の試験形式には昨年度とほぼ同様の出題形式が継続されましたが、一部の変更や新しい問題が加わったようです。それに伴う難易度や対策について詳しく見ていきましょう。

出題形式の変化: 第二問では適語補充問題が無くなり、代わりにチラシの読解問題が新しく加わりました。この新しい問題は時間はかかるものの、難易度はそれほど高くありませんでした。

文法内容の変化: 昨年度と比較して、文法内容にも一部変化がありました。例えば、現在完了形やhelp+人+原形不定詞が今年度に含まれましたが、現在完了進行形や仮定法は含まれていませんでした。重要な文法ポイントは名詞の固まりであり、これらを徹底して覚えることが重要であるとされています。

難易度と対策: 第二問の影響で昨年度よりやや難しくなったかもしれませんが、全体的に難問は無かったように感じます。ただ、長文の分量は今度も増えると予想されるので、早めの長文読解の対策を行うことが必要になります。

受験生へのアドバイス: 英語試験では、文法の基礎をしっかりと押さえることが重要です。また、新しい問題形式にも対応できるように、幅広い読解力や表現力を身につけることも大切です。早めの長文読解の対策をおこない、過去問演習や模擬テストなどで実戦的な対策をし自信を持って試験に臨みましょう。

<宮城県高校入試>理科試験の難易度と学習アプローチ

全体的に生物分野が多かった今年の入試。研究考察などしっかり取り組んでいるか試されている内容となりました。特に受験生にとって苦手、得意がはっきり分かれたのではないでしょうか。試験の傾向や学習アプローチについて詳しく見ていきましょう。

難易度の分析: 2年連続で中3生物分野からの大問が出題されましたが、今年は高級な出題とされ、後半の問題が受験生にとっては合否に影響しないレベルとされています。一方で、標準的な問題はある程度の学習を積んだ受験生にとっては問題ないレベルとされていますが、問題文のテキスト量は相変わらず多い傾向があります。

受験生へのアドバイス: このような難易度の高い問題に対応するためには、長文にめげない精神力も必要です。特に新中3生はこの点を肝に銘じ、試験に臨むことが重要です。近年の傾向として、「確かで体系的な知識をもとに現象をしっかり考察できること」が重視されています。短絡的な暗記ではなく、理科の体系的な学習と理解を深めることが求められています。

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